離れのある家
軽井沢の小高い丘の上に建つ離れのある家。
緩やかに南面に向かって傾斜する敷地の豊かさを最大限に利用し、敷地の樹々をできるだけ保全することで森と一体になるような一軒家を実現しました。地面から3M程高いデッキテラスでは緑豊かな季節は森の中の景色を楽しみ、落葉した冬は木々の隙間から遠くの景色を望むことができます。
フラットに造成した庭を囲うように別棟の「離れ」があります。6帖ほどの小さな小屋ではあるが趣味の自転車や家具などが手の届く範囲に配置され心地よいスペースになっています。庭に続くデッキではモーニングコーヒーやBBQが楽しめます。
樹々をできるだけ残したことで、キッチンの横にあるヌックや、2階の個室からは自然を間近に感じることができる窓辺の風景を作ることができました。
クライアントは以前から軽井沢での別荘生活をしていましたが、寒さや水抜き等の煩雑さから一度は手放したものの、やはり軽井沢の魅力に惹き戻されての再建築となりました。
土地の特性を生かした間取りや眺望や冬でも水抜き不要でエアコン一台(パッシブ冷暖®)で過ごせる断熱性能でその煩雑さから開放され、年間通して快適でゆったりとした時間を過ごされています。
設 計:カサボン住環境設計(井田晋介)
施 工:参創ハウテック 軽井沢建築社
所 在 地:長野県北佐久郡軽井沢町延床面積:約125㎡
規 模:木造2階建性 能:耐震等級3・UA値 0.24W/㎡K
竣工年月:2023年撮 影:大槻 茂
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